日置市(旧東市来町)美山の沈寿官陶苑

安土桃山時代、豊臣秀吉の命により薩摩藩と島津義弘(島津氏17代)は、慶長の役(1592〜98)に参加します(朝鮮出兵)。その際、島津義弘は朝鮮陶工80数名を連れ帰ります。この朝鮮陶工が薩摩焼の発祥の祖となります。その子孫たちが薩摩焼の歴史と伝統を受け継がれています。
沈寿官陶苑は陶器のショップに加え、陶工さんたちの作業の様子を眺めることが出来ます。また、長い歴史のある「登窯」も見学できます。美山にお越しの際は是非とも見学して頂きたいです。
沈寿官氏の歴史

1873(明治6)年のウィーン万国博覧会に出品された12代沈壽官の作品が好評を博したことはあまりにも有名な話です。
故郷忘じがたく候 薩摩焼の祖、陶工たちの望郷の念、帰郷の思い

400年以上に渡る長い薩摩焼の歴史の祖となった朝鮮陶工たちは遠い異国の地で多くの苦難にあったにもかかわらず、日本はおろか世界にも認められる「薩摩焼」を発展させ伝統を守り続けました。彼らの多くの功績の裏には望郷の念、帰郷の思いもあったであろうことを想わずにはいられません。薩摩焼にはそのような背景があることも知って欲しいと思います。
沈寿官陶苑 鹿児島県日置市東市来町美山1715 電話:099-274-2358 HP: http://www.chin-jukan.co.jp 沈寿官陶苑の地図はコチラです! |
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